第一コンテク株式会社

揚水試験

揚水試験には、揚水ポンプの揚水能力を知るための予備揚水試験や井戸の能力を知るための段階揚水試験と、この結果に基づいて行う連続揚水試験および水位回復試験があります。これらの試験を実施することにより新しく掘削した井戸や既設井戸の井戸能力や適性揚水量を求めることができます。

予備揚水試験

予備揚水試験は段階揚水試験の前段階として、揚水試験用ポンプの最大揚水量を確認するために行います。

段階揚水試験

Q-s曲線

段階揚水試験は揚水量の段階上昇(水位降下)と段階降下(水位上昇)があります。各段階の揚水量は最大揚水量を5~6段階以上に分け、各々の段階において揚水水位が安定するまで継続します。測定結果から各段階の揚水量(Q)と水位降下量(s)の関係を両対数グラフにプロットし、得られた段階揚水曲線(Q-s)曲線により限界揚水量を求めます。一般的には限界揚水量の70%以下の揚水量を適正揚水量としています。

連続揚水試験及び水位回復試験

測定間隔

段階揚水試験の結果から、揚水量と水位降下量が比例する範囲内(一般的には適正揚水量)で揚水量を一定として連続揚水試験を行います。揚水時間は8~12時間連続とし、その測定間隔は右図の通りです。連続揚水試験が終了後、引き続いて水位回復試験を実施します。水位の測定間隔は連続揚水試験の場合と同様とします。

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